沖縄ハイブリッドエステ

スタイル
T:159cm B:85(E) W:56 H:86
お店から
✅しおんさん個人イベント✨
よだれローション唾液祭！Cコース90分＋
・生ふぇらOPコミ！
・全身リップOPコミ！
・夏を先取り！とろ×ヌルよだれ祭り🎆
総額30,000円(指名料コミ)

沖縄ハイブリッドエステファンの皆様・・・このお馴染みの前置き、去っていったスタッフを思い出し、興が削がれるので今回は割愛します。

何を隠そう、わたくし某アルファベット1文字のSNSで、沖縄ライフを満喫するエステ店オーナーという設定で情報発信をしております。
美ら海水族館のジンベエザメ、青の洞窟で小魚にギョニソーを与えたり、そんな写真をダシにして「沖縄に行きたいです！」というDMが届いたら千載一遇。

あんな写真、全部拾い画をバレないようフォトショで少しイジったものです。

実状は毎日ワンオペ、かれこれ4カ月間連続無休記録を更新中。貧乏暇なし甲斐性なしの限界風俗店、雇われ店長比嘉と申します。

そんなある日。
いつものように「古宇利島ハートロック」とGoogle画像検索をしていたら、1通のDMが飛び込んできました。
「沖縄ずっと行ってみたかったんです！ニコイチなんですけど、働きながら観光もできますか？」
お客様、これが噂の脳汁案件です。

こちらとしては観光なんて寮からラブホまでの車窓という認識なのですが、手の内を明かすなんて野暮な真似はいたしません。
オンライン面接では、タイで買ったロレックスを3分おきにギラつかせ、往復の航空券と高級ホテル（当社比）無料をエサに、のこのこやってきたニコイチ。

旅は道連れとはよく言ったものです。
この二人で莫大な利益が生めれば、いよいよ事務所にヨギボーが置けます。
自宅に帰るなんて非効率なことは一切しなくてもよい。ゆりかごから墓場まで働ける快適な環境。
そんな当店、アットホームを通り越し、もはやイン・ザ・ハウスな職場を目指しております。

しかし、そんな私のアツい胸のうちとは裏腹に、空港に着いた当人たちは、ただの観光客でした。
《面倒な入店手続きをさっさと済ませて、国際通りに繰り出したい！！！》そんな思念をビンビンに飛ばしてきます。
すぐにでもオリオンビールのTシャツに着替え、砂浜を走り出したい！もう、そんな勢いでございます。

しかし、そうは問屋が卸しません。
水族館はライカムのエレベーター下、海なんて最寄りの波の上ビーチで済ませていただきます。
「話が違う」だの「美ら海が遠すぎる」だの
特に相方のほうは、ことあるごとに大きな胸を揺らしながら「まるで悪質店じゃないですか！？」
と、すぐ炎上させそうな空気をまとっていたので泣く泣くサヨナラすることに…

彼女も最初は不安げにスーツケースを握りしめていたものの、真面目な性格が裏目に出て(？)、最終的に生贄として一人残されることに。

しかし、いざ働かせてみると
・まじめな性格で気遣いができる
・マッサージも心得ている
・なによりスケベ　※ここ最重要

いなくなった相方の穴を埋めるようにシフトも増やし、事務所の掃除やゴミ捨て、止められたガスの支払いや、食材の買い出しまで。
なんとも甲斐甲斐しく働いてくれます。
こちらも一応、人情というものがありますので、半額になったかね〇でのスマイルチキンを差し入れし、「これは地元民しか知らない隠れグルメだ」と言ってみたり、観光だって時間を見つけては、「ほら、ここがハートロックだよ」とそれっぽい岩を見せて回っておりました。

この私が、めずらしくここまで優遇してやってるので、本音を言えばケツの一つや二つ触らせてもらいたいところですが、先に欲しいのはヨギボー！
戦地にこそ沈み込めるクッションが必要なのです。

「お客様、絶対に後悔はさせません。」

いまだかつて、ここまで説得力のない風俗店の「絶対に後悔はさせません」があったでしょうか。
でも、そうまでしてでもこの挑発的な一文をねじこんだのはそういうことなのです。
これはありきたりに盛られたセールストークではなく、一人のひねくれ者のささやかな信用の裏返しなのです。